お手紙をいただきました

(ご本人に許可をいただき掲載しております)

アイワホールの皆様へ

年末前の慌ただしい時に 父は他界いたしました。

昨年で最初の 厳しい寒さを感じる日のことでした。

初めて 葬儀を執り行う側に座りました。

ありがたい事に我が家には、30年以上も身内に不幸がなかったのです。

この歳になっても、冷静にはなれず 

子供より手のつけにくい自分で有った事と恥ずかしく思う次第です。

葬儀に関しましては、ホールの皆様の お優しい言葉に支えられながら

学ぶことも多々あり、教養のなさを実感したものでした。

寒さも、深夜の眠さも 少しも態度に出さずに、ただ

「皆様で良いように ゆっくりとお考えください」

そう言って、静かに黙って、待って下さった高月様。

私より はるかに若いであろうに、まだ幼さも見える笑顔に

いかほど救われ、甘えたことか。

父との別れを、かけがえのない思い出として 残すために

どれ程に ご尽力いただいた事かと、言葉には言い表せないほどに

感謝いたしております。

葬儀を執り行う家族は、泣いている暇など本当は無いのですね。

だから、斎場が整うと、涙が止まらなくなるのでしょうね。

素敵な祭壇をありがとうございました。

二度とできない父親との 最後の別れを、アイワホールの

皆様に演出していただき、精一杯泣く事も出来て

亡くなったという事を、受け入れる時間も 取れた事に

皆様の お心遣いを感じました。

葬祭とは 大変なお仕事なんだと

ただただ頭の下がる思いでございます。

社長様の教えだと、高月様は話されて

「自分たちは、まだまだです」

と、笑顔でお返事を返されますと、自分たちにも 少しながら

笑顔が戻る気持ちが致しました。

取り乱し、ご迷惑をたくさん お掛け致しました事

お詫びするとともに、良い告別式をさせていただき

お礼の気持ちを

どうしても お伝えしたく 手紙など書くことに致しました。

今頃、父は天国にて笑ってくれていると思います。

社長様、ホールの皆様、本当にありがとうございました。

素晴らしい、社員の皆様を お持ちでいらっしゃると思います。

私も、見習わなければならないと 思っております。

ご多忙の毎日、くれぐれも お体を大事にされますように

本当に、お世話になりました。